個人事業主として独立した人の中には、税金を自分で納めなければならない点に苦労するケースも多い。毎年の確定申告は、期日が迫ってきた頃に一気に終わらせるのは大変なため、日頃からコツコツと記録をつけておきたいものだ。
そんな納税だが、仕事が充実していて収入がそれなりに入っていると比例して税金も上がるため、いかに節税できるかが重要となってくる。すでに個人事業主として活動している人も、これから個人事業主を目指す予定の人も、まずは基本的の節税方法についてしっかり押さえておくと良いだろう。
まず一番大切なのは、事業で使ったお金を経費として忘れずに計上することだ。経費として計上すれば事業の収益を減らすことができるため、かかる税金もその分少なくなる。仕事のために買った道具やパソコンのソフトウェアなどは、経費として漏れなく計上しよう。ここで気をつけるべき点は、経費はあくまで事業のために使ったお金のみということだ。ふさわしくないものを経費として計上すると、税務署から指摘を受けてしまうので注意しよう。
また、事業を法人化することで節税につながるメリットもある。法人は自分の給与が経費として認められるため、全体所得から給与分を減らすことが可能だ。法人の場合は決算月を自分で定められるのもポイントで、年末の忙しい時期からずらして決算月を設定できるとなどのメリットもある。
ある程度の収入が見込めるようになったら、節税のために法人化を前向きに検討してみるのも良いだろう。